2015年7月 株式会社エイティー今藤
2015/07/28
今回のわいわい塾は、オーダー枕を初めてシステム化した、鹿児島の「マイまくら エイティー今藤」副社長の今藤仁弘さんにご出演いただきました。
今藤さんは、日本睡眠学会会員、スリープマスターの他、中医推拿養生士でもいらっしゃいます。
睡眠を見直して「未病」のうちに治す
誰しもいつまでも健康でありたいと願っています。
病気になって家族に迷惑をかけたくないし、痛みのない毎日を過ごしたいと思うものです。
その「健康」を支えるのは、まず食事、運動、そして睡眠でしょう。中でも睡眠は大切。
眠りが深くなった時に出る成長ホルモンは、成長期に体を作ってくれるだけでなく、体の悪い所も修復してくれます。眠りの質を上げることで、成長ホルモンをしっかり出し、免疫力をアップさせて、病気を「未病」のうちに治しましょう。
ところが、現実には日本人の5人に一人は不眠症に悩まされていると言われています。
寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、熟睡感が無いといった悩みを解決するために、睡眠環境を整える第一歩となるのが枕の見直しです。
体を温めることも大切です。
冷えやストレスがあると血管が縮んでしまいます。冷たい飲み物なども一気に飲まないよう注意しましょう。
夏でも体を温めて、本来の血液・リンパの流れを取り戻すことが大切です。
首を休めるための枕「マイまくら」
人間の頭は4~5kgあると言われます。その重さを、起きている間中支えているのが細い首です。しかも、首には様々な神経が通っているので、疲労がたまって固くなり、血流・リンパの流れが滞れば体に支障が出てきます。そこで、眠るときには首をゆっくり休ませ、やわらかく保つことが大切です。
そのためには、頭をしっかり支えてくれる枕がオススメ。横になった時に頭と寝具との間にすきまがあまりできないよう、「マイまくら」は一人ずつ計測して作ります。
仰向け寝の時、横向き寝の時の必要な高さをそれぞれ算出します。出来上がった枕の真ん中の低いところが仰向け寝用、両端の高いところが横向き寝用です。
「マイまくら」作成のための計測体験
店舗に来ていただいたら、独自に用意した「睡眠コンサルシート」で、かけ布団や敷き布団の種類など、お客様の睡眠環境をまずお聞きします。そして特製の装置でお客様の頭の形状を計測して、一人ひとりに必要な枕の高さを算出します。
枕の中身は、防臭効果のある備長炭を練りこんだビーズや、地元・鹿児島の火山灰を練りこんだ白砂ビーズなど。通気性をよくし、安定感をよくします。頭のあたる部分には、柔らかさと復元力を併せ持つ粒綿というものを使用しています。
計測したデータに基づいて中身を詰めていき、「マイまくら」を作成します。所要時間はおおよそ30分です。
家庭の洗濯機で丸洗いできます。3か月に1回程度の洗濯をお勧めしています。
(表示された計測結果を見ると、一人ずつ、頭のカーブ、圧がかかっている場所が違います)
永久無料メンテナンス
綿もビーズも耐用年数がありますから、使い続けるうちにどうしてもへたってきます。
また使用する人の体つきも変わってきますし、敷き布団を変えるとその固さによっても、必要な枕の高さが違ってきます。
そんな時には全国に36ある「mymakura」店舗にお持ちいただければ、無料でメンテナンスします。別の店舗で作られたものであっても対応します。領収証も必要ありません。
発売して15年になりますが、初期に購入されたお客様が、メンテナンスを繰り返しながら今も使い続けてくださっています。
(福岡支社長の今藤伸之介さんです。参加者へのお土産として、福岡・天神新天町店で使える割引チケットをいただきました)
参加者との質疑応答
オーダー枕を作ろうと考えたきっかけは?
「眠るのが苦痛だ」というお客様の声でした。寝具専門店として何とかしたいと思い、鹿児島大学の先生と共同で研究を重ね、試行錯誤の末に作りました。睡眠でお悩みの方が少しでも減るように、研究の成果は他社メーカーさんにもなるべく開示するようにしています。
感想などアンケートの声 (一部)
- 健康と枕は関係があるのだと理解できた。メンテナンスが無料で永久にしてもらえるのがいいと思いました。
- 各人にあった枕を作っていただけるので良い睡眠がとれそう。無料のメンテナンスで安心できる。
- 良い枕を長く使用する価値が、健康等々興味のあるストーリーを通して理解できました。オーダーメイド枕を作られた思いがとても伝わりました。
- 頭、背中が一直線になるような枕を選ぶということが大切なんですね。
- アフターサービスをしていただけることは助かります。お店で作った時と家の環境とが違って、持って帰って合わない事は出てくると思いますので。
- 枕の重要性がよくわかった!
- 丸洗いできるところ、メンテ永久無料のところもすばらしいと思います。
- 枕は首を休ませるためのもの、首をやわらかくするためのもの、ということが印象的でした。枕だけでなく、睡眠環境などトータル的に健康について追及されていて、よい取り組みと思います。
- 基礎体温が上昇する様に、食事や飲み物等、気を付けようと思いました。