『ビスネットの昼休みへようこそ♪』第二回パジャマ(2)

2020/09/08

こんにちは。パクチーです。
前回から始まった「ビスネットの昼休みにようこそ♪」。わが社での
ランチタイムの話題をご紹介しながら、私たちの生活について考え
てみるコラムです(多分)。
2回目は、前回に引き続きパジャマの話。昼休みのオフィスで、パ
ジャマも着ずにパジャマトーク♪

 

さて、前回ご報告したとおり、みなさん普段パジャマを着ていない
ことがわかりました。と、いうことで「どうしてパジャマ着てない
の?」「どうしてみんなパジャマを着なくなっちゃったんだと思
う?」お尋ねしてみました。回答は以下のとおり。

Aさん:ファストファッションの安いくつろぎ服で用が足りる。安い
し、楽だし、パジャマにしても問題ない。
Bさん:宅配便が来たときに、パジャマでいたら恥ずかしい。焦って
着替えないといけないのが嫌。
Cさん:帰宅後に一度楽な服に着替えるから、またすぐにパジャマに
着替えなくてもいい。パジャマを着ていたのは、専業主婦が多かった
からじゃないの?家にずっといれば、ルームウェアからパジャマに
着替えるだけですむけど、外で働く人は、パジャマを着るとなると2
度着替えないといけない。結局、働く女性が増えたからパジャマを着
る人が減ったんだと思うよ。
Dさん:欲しいパジャマを探しても見つからなかった。ほかのもので
済ませているうちに、別にパジャマでなくてもよくなった。
ふむふむ…。どれもこれも興味深い意見です。しかも、どの意見も
私たちの生活の変化を反映しているような感じがします。それぞ
れもう少し掘り下げて考えてみましょう。

まず、Aさんのファストファッションがパジャマを駆逐してしま
った説。ファストファッションの代表格といえば、ユニクロ。その
ユニクロの夏のヒット作が「ステテコ&リラコ」シリーズです。男
性用だったステテコを女性向けにした「リラコ」は2013年に発
売されました。人気の秘訣はポップな色合いとデザインの豊富さ
でしょうか。今では、夏用の寝巻きとしても支持されている「リラ
コ」ですが、最初から寝るためのものとして発売されたわけではあ
りません。その証拠に、発売当初の「リラコ」にはふつう寝巻には
必要のないあるものがついていました。(いきなりクイズ!)それ
はなんでしょう?正解はポケット。寝るために、ポケットは必要な
いですもんね。このことからも、そもそも、外にちょっと出ていく
ことを想定して作られた服だったことがわかります。ちなみに、そ
の後「リラコ」は改良を重ね、外出に向くポケット付きのもののほ
かに、涼感下着と同じ生地で作られたポケットなしのタイプも出
ています。うん、これの方が寝巻き向き♪
いまでは、さまざまなメーカーがステテコ風のパンツを出してい
て、しかも、安い。それにお好みのTシャツを合わせて寝巻きにす
るのが夏のスタイルとして定着し、上下セットのパジャマを着な
くなった。なるほど、説得力あります。

次に、Bさんの「それは宅配便のせいなのよ」説。
「ピンポーン♪」とチャイムが鳴ったときに、パジャマを着ていて
焦った経験は「宅配便あるある」ですよね。国土交通省の統計によ
ると、平成元年に年間10億個だった国内の宅配便の取扱個数は、
30年間で43億個に増加*。これを日本の総人口で割ると、赤ちゃ
んからお年寄りまで一人当たり年間34個の宅配便が届く計算に
なります。ということは、4人家族なら年間140個!単純に考え
ると、毎週、2~3個届くということです。しかも、配達時間は朝
8時から。8時って、早くないですか?!私はてっきり8時30分
だと思っていました。配達していただくドライバーさんにはいつ
も感謝しているので、決して文句を言っているわけではありませ
ん。ただ、休みの日、朝8時だと、寝巻姿でいることも…ありま
すよね。と、思っていたら、この配達時間、もっと早くなりそうで
す。アマゾンジャパンでは朝6時~9時の早朝宅配を一部地域で
既に始めていて、他社でも追随の動きがあるとのこと。導入の背景
は、取扱個数の増加と減らない再配達問題。早朝の配達は、「在宅
率の高い時間に絶対受け取ってもらう」ということなのでしょう。
こういう動きがあることを知ると、ますますパジャマで寝にくい
気がしてきます。いざというときのために、寝るときはルームウェ
アにしておくというのは、合理的な考えのように思え思えます。

さて、次はCさんの説。「外で仕事して、家にいる時間も短いんだ
から、帰宅後1度着替えればいいんじゃない?」説。夏は汗をか
くので、着替えの回数も増えますが、寒い時期はどうでしょう?外
から帰って、くつろげる服に着替えて2~3時間過ごし、入浴後に
今度は眠りに特化した服に着替える。家事をして服が汚れたり、匂
いがついたりすれば着替えなければなりませんが、そうでもない
限り、別に着替えなくてもいい気がします。なんといっても、一緒
にしちゃえば、洗濯するのが半分で済みます♪
パジャマは眠ることに特化した服ですが、パジャマが入ってくる
前、日本人が寝るときに来ていたのは浴衣でした。ただ、この浴衣
が寝ることに特化した服だったかというとちょっと疑わしいそう
です。浴衣は江戸時代に生まれたものだといいますが、そもそもは
入浴時に着ていたもの。それが風呂上がりの服となって、その格好
で銭湯から家に帰り、寝るときにも着るようになったということ
です。そう考えると、寝るためだけに着るパジャマとは少し性格が
違います。長らく浴衣を着ていた日本人にとって、くつろぎ服と寝
巻きはその境界線が曖昧なのかもしれません。仕事をしている女
性は在宅時間が短いので、その傾向に拍車がかかり、パジャマの存
在感は薄くなりがちといったということでしょうか。うん、うん・・
この考え方にも納得。

さて、最後にDさんの「気に入るパジャマが見つからない」説。
これ、とっても気になります。パジャマなくてもいいんじゃな
い?という声が大きくなる中で、欲しかったのに売っていなか
ったとは…いったい、どういうパジャマが欲しかったのでしょ
うか?じっくり聞いてみたいと思います。また来月、報告します
ので、お楽しみに…


* 国土交通省「平成30年度宅配便等取扱個数の調査」より