オトナのアソビ場コラム

私の意見「リピーターの秘密が分かった!」 ―ディズニーランドに学ぶ―

2015年09月30日

 原稿執筆者:消費生活アドバイザー Yuriko 

 

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17年ぶりの東京ディズニーランド、そして初めての東京ディズニーシーへ行ってきました。

 

思い出せば、子供が小学校の春休み、初めてディズニーランドへ行きました。
雨の中、「どうしてこんなに人が多いのだろう」とびっくりしながら、どのブースも30~40分待ちはざら。
蛇のように長い列の後尾に並び、待ちに待ったアトラクションを楽しむのはたったの5分前後。
でも並んでも、待っても「楽しかった」と思ったのを覚えています。

 

今回、あれから20才近く年を取っていますし、大人だけで行ったということもあって、多少片寄った感想かもしれませんが、誕生して20年も経ったディズニーランドに今尚リピーターがなぜ多いのか、私なりに考えたことを書いてみます。 

 

 

1. お客を待たせる時の工夫 

正直、まず一番の感想は、前回に比べ、アトラクションを楽しんだ後、「どんなに待っても、楽しかった」とまでは感じられなかった自分の気持ちに気付いたことでした。これは年齢のせいでしょうね。
しかし今では日常的に体験しないような"並んで待つ"という行為に腹が立たないというのは、ちょっと不思議な気がしました。それはたぶんディズニーランドにいくつかの"工夫や努力"が感じられたからではないかと思います。

 

並ぶ道の工夫

たとえば、ほとんどのアトラクションが蛇のように長い列を作って並ぶのですが、その道がきちっと作られていること。また、全部ではありませんが、その途中が退屈しないよう、それだけではなく、ちょっと大げさに言えば目的のアトラクションへ向かう"高揚への道"とも言える「この先、きっと楽しいことがある」と思わせるような作りになっているのです。
銀行やチケット売り場では、やっとフォーク式の並び方になって、不公平感を感じなくなりましたが、どこか売る側は、「お客は並んで当たり前」という感じで、並ぶ時にワクワクするような工夫はありません。

 

従業員の対応

次に、並んでやっとアトラクションにたどり着いた時のこと。そこに待っている従業員の対応が徹底しているのです。まず元気な明るい声で「こんにちは」と言います。そして、滞ることなく、お客の組み合わせ(2人なのか3人なのか)を聞き、どこで待つのか(アトラクションの乗り場)を的確に指示していきます。

 

ディズニーランドの従業員教育はすごいと思います。このことは、アトラクション乗り場だけではなく、道を掃除している人もショップの店員もしかり。中に大きなショップがいくつかあるのですが、どのショップも大変な人。ここでもレジの前に列が出来ているのですが、順番が来てレジの前に行くと必ず「こんにちは」と声をかけられます。待たされて少しイラッととした気持ちもスッと引いていきます。そして精算が終わって帰る時にまた必ず「行ってらっしゃい、気をつけて」と言われるのです。

 

このような声かけに時間もお金もいりません。お客は無意識に受けている言葉かもしれませんが、ふっと良い気持ちになれ、また来たくなる"魔法の妙薬"なのかもしれませんね。 

 

 

2.キャラクターの魅力は絶大

次に、何といってもディズニーキャラクターの魅力は絶大です。何年経っても、大人でも「かわいい」「何とも愛くるしい」と思わせるものがある、そしてそのキャラクターの魅力が色あせないというのはすごい強みです。

 

 この魅力的なキャラクターを存分に使ったアトラクション、建物、そしてグッズの数々。この中に入ると、大人も子供もディズニーだけの世界に入りこめるのです。私のような大人でも、夜のパレードの時に売っているミッキーの形のランプやプーさんのハニーポップコーン(これはいつ行っても長蛇の列で、とうとう買えなかったのですが)がほしくてほしくてたまらなくなるのですから。 

 

 

3. ディズニーシーとはどんなとこ? 

 

まだ行かれたことがない方のために、ディズニーシーのお話をしましょう。

 

ディズニーランドとシーはモノレールで移動します。
隣なのですが中では繋がっていません。

 

ここは、シーというように、海、水をテーマにしたもので、真中に大きな池があり、ここを中心に7つのゾーンに分かれています。
ここもリトル・マーメドやアラジンなどディズニーキャラクターのアトラクションもありますが、ディズニー映画の「海底2万マイル」というような海の冒険や海にまつわるアトラクションがあります。

 

広さはランドとほとんど変わらないようですが、少し規模が小さく感じます。しかし、パレードはランドと違って、水の上で繰り広げられますので、違う楽しみはあります。

 

私は昔から「アラジンと魔法のランプ」やアラビアンナイトの物語が好きで、アラビアンコーストというゾーンに期待していたのですが、その中のひとつはクローズでちょっとがっかりしました。

 

 

 

4. いろいろな工夫 

 ファストパス

今回も土、日ということもあって、20~30分待ちだったら「ここすいてる」というほどです。でも前回と違って、人気のアトラクションには"ファストパス"なるものができたので、延々1時間待って入るなんてことはありませんでした。しかし私が見たのでは、最高130分待ちという表示もありましたが…

 

このファストパスとは良い考えです。
だれでも限られた時間の中で、たくさんのアトラクションを楽しみたい。
しかしどこも入るのに1時間も待たなくてはいけないのでは、いくら楽しいアトラクションでも待つだけでくたくたになってしまいます。

 

これは、人気のアトラクションだけにあるもので、予約券のようなものです。
向こうから決められた時間帯ではありますが、「11時から12時」というように、この時間内に行けば、優先的なファストパス入り口があって、さほど待たされずに中に入れる仕組みになっています。
5アトラクションではありますが、随分待つストレスを緩和してくれます。

 

 

食事の場所に見られる工夫

待つといえば、食事をする場所もどこも長蛇の列。
ここでも工夫されていて、並んでいる途中で、まずメニュ-を見ることができ、次に注文を取る、そして精算。
精算のデータはすでに厨房に行っており、食べ物を受け取る所ではほとんど待つことはありません。
味もこのようなレジャー施設だからこの程度かというようなものではありませんでした。
なかなかおいしいのです。

 

メニューやデザートの入れ物もディズニーのキャラクターを充分楽しめるような工夫がされており、食事も手抜きはされていません。

 

 

 

5. ここは大人のレジャー施設?

 

さて、大人だけで、それも50才を過ぎてからのディズニーランド体験の総合的感想は、
「ここは大人が日常を忘れて暫し楽しむレジャー施設」
と位置付けた方がいい場所ではないかということです。

 

どういうことかと言うと、ディズニーキャラクターは小さい子供から大人まで愛すべきものではありますが、多くのアトラクションが大人向けにできています。
年齢や身長制限をしているものもありますが、そうではないものも家族連れの場合、大人が楽しみたいばかりに子供も同乗させることが多いでしょう。
しかし子供には刺激が強すぎると思います。恐怖を感じるのではないかと心配します。
大人の想像以上に、小さい時の恐怖心は残り続けます。

 

ですから、家族連れで行く時は、子供の年齢を考えて、決して大人の都合で連れ廻さないこと。あの待ち時間も子供には退屈で辛いことだと思います。

 

大人のレジャー施設だと考えても、先に話したサービス、そして、周辺のホテル、ホテルからモノレールまでの送迎バス、モノレールの中、駅すべてがディズニーの国の中、雰囲気作りは充分です。モノレールの窓がミッキーの顔の形だったり、つり革もミッキー。
大人でもワクワクする演出です。
すべてが俗に言う"ちゃち"ではないのです。

 

私たちの20代の時にはこんな施設はなかったものなー。
夕暮れ時、楽しくてたまらないような若いカップルの姿を見て、ちょっぴりうらやましい気持ちになったディズニーランド体験でした。 

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